コラム
今回で通算27回目のコラムを執筆させて頂きます。よっちゃんです。
今回もどうか多くの人に読んで頂ければ幸いです。
今回のテーマ:人にアドバイスや助言を言うよりも相手にコーチングをして上げた方が適切と言う事と正論を他の人に言う事の危険性に付いて
お伝えさせて頂きます。
・「相手に対して安易なアドバイスや助言を言うのは、危険と言う事に付いて」
最初に以前に7回目のコラムでアドバイスや助言を言う事の危険性に付いて書いていた事をすっかり忘れてしまいその事に付いて謝罪します、
申し訳ありませんでした。
そうかと言って書いた物を消すのも忍びないので、そこでテーマのタイトルを少し変えた上で、
第2弾として少しだけ深堀して補足して書こうと思います。
・安易なアドバイスや助言は危険
世の中の一定数の人々は、自分はアドバイスや助言が得意だと言う人が一定の割合でいる様です。
(※ 実はこのコラムを執筆している私自身も良く人にアドバイス等をした事があります。
そして自分の頭の中にある知識の中から、親切のつもりでアドバイスや助言を言ったのに人によっては不快な表情をする人もいます。
実は人にアドバイスや助言を言う事は言い方や言い回しに相当に言葉を選んで言わないと安易にアドバイスや助言を言う事は、
非常に危険な事なのです。
何故なら人に対してアドバイスや助言を言う事は、もうその時点でどの様な言い回しをしようと常に上からの目線で相手を格下と無意識で
決めつけてアドバイスや助言を言う事に、なってしまうからだと言う事が分かりました。
その為相手の捉え方によっては、自分の事を格下に見られていると捉えられる可能性もあり相手の自尊心を
(ちなみに, 自尊心とは、自分自身を尊重し、自分の価値や能力を肯定的に評価する感情や態度の事です)傷つけマウンティング(攻撃された)
と捉えられる恐れもあるからです。
( ※ ちなみに、これを執筆している自分はこの事に気づくまでに10年かかりました。)
そしてこの事に気づいてからは、もう下手なアドバイスや助言は止めようと思いました。
本気で相手の方から、アドバイスや助言を求められでもしない限りは、
基本はアドバイスや助言は、しない方が無難だと思います。
だから一見、簡単に見えるけど、人に対してアドバイスや助言を言う事は物凄く難しい事
何です。どうしても相手に対してアドバイスや助言をする場合は出来るだけ相手の自尊心を傷つけない様に慎重に言葉を選ぶ必要があります。
「本当にただ、この情報を相手に伝えたいだけ何ですよ」。
と言う意識を常に持って慎重に言葉を選んでアドバイスや助言を行うべきだと思います。もし自分だったらこの様な言い回しをしようと思います。
一例
・「あなたは、アドバイスや助言を必要としていないのかも知れないけれど自分だったらこの様にすれば上手く行くと思うよ、
良かったら参考にしてもらえると自分も嬉しく思うよ。」
と出来るだけ低姿勢な言い方で尚且つ言葉を選びながら慎重に相手の自尊心を極力、
傷つけない様な言い回しにした方がベストだと思います。
しかし基本は、相手が本当にアドバイスや助言を求められでもしない限りは、アドバイスや助言はしない方が、最も一番良いと思います。
相手がアドバイスや助言を必要としていないのに、下手な親切心で安易なアドバイスや助言を言ってしまうと今まで良好だった人間関係に
亀裂が入る危険性がある可能性がある事を、知って欲しいと思います。
それ位、下手なアドバイスや助言は相手の、自尊心を傷つけ結果的に相手の捉え方によっては、マウントを取られたと捉えられてしまう
可能性が大きい非常にリスキーな事なんです。
これを読んでくれている読者の皆さんは、アドバイスや助言が得意だと言う人もいるかも知れませんが、思ったよりも人にアドバイスや
助言を言う事は、非常に難しい事であり出来るだけ相手の自尊心を傷つけない様な、言い回しをしないと下手なアドバイスや助言は、
むしろしない方が賢明であり、相手が求めて来た時だけに留めておいた方が、無難な事もあると言う事も今後の為にも知っておいた方が良いと
思います。
・下手なアドバイスや助言よりもコーチングをすべき
もし相手に対して本当に何かしてやりたい事があるならば、アドバイスや助言ではなく
さりげなくコーチングをしてあげて下さい、
相手に質問をして自ら考えさせ、自分で導きだした答えだからこそ人は、心の底から納得し行動する事が出来るのです。
それに人は質問をされると相手はその質問にどうにか答えようと、
脳がそれに近い回答を脳が検索をし始めます。
そして、その質問に最も近い最適解を導き出してくれます。
つまり相手に質問をする事に、よって相手の脳は動き出すから何です。
コーチングの基本概念の考え方にこの様な考えがあります。それは、「相手は既に問題や悩みを解決出来る答えを相手の中に持っている」
と言う考えです。
ですがその答えは、膨大な潜在意識の中のデータベースの中に埋もれてしまっていて、中々解決出来る回答を自分で出せないのです。
潜在意識は、遥か何万年もの間まだ、猿から人間に進化する以前のアメーバーだった頃からの膨大で巨大なデーターベースバンクの様な物です。
その膨大な潜在意識のデータベースの中からたった一つの答えを導き出すには、
相手に答えを引き出させる、より良い質問をする事が重要だと思います。
だから、本職のプロのコーチの人は、相手をコーチングする場合は質問をして考えさせて自分で回答を引き出させるサポートをしているだけ
なのです
・そこで「相手にコーチングをする時の相手から答えを引き出させる質問術の具体例をいくつか伝えさせて頂きます」
・「もしあなたがその問題や悩みを解決できればあなたに何が得られますか?」
・「もしあなたが、その問題や悩みを解決できなかったとして失う物は何かありますか?
・「もしあなたが問題や悩みを解決できる環境や状態じゃない場合どの様な環境と状態だったら解決出来ますか?
・「他に悩みや解決出来る方法は、何かありますか?」
以上コーチングでよく使われる質問術を、いくつか具体例をお伝えさせて頂きました。
アドバイスや助言と良言うのは、別な言い方をすれば、上から目線で命令・指示する事と同じです。
だからどの様に低姿勢で話しても、どうしても上から目線で言ってしまう物なんです。
命令や指示だけで人が動くのは、自分よりも上の立場の人から命令や指示された時だけです。
例え理不尽な命令や指示であっても命令や指示されれば、納得いかなくても動くでしょうが、それ以外の人はアドバイスや助言を言う事は、
上から目線で命令や指示を与える事と同じ事何で余計なトラブルを起こしかねません。
むしろ「お前何様だ」と言われ攻撃される恐れもあります。
・次は、「相手に正論を言うのは危険」と言う事に付いて書いていきたいと思います。
・「相手に対して正論を振りかざすのは、危険」と言う事に付いて
ちなみに「正論」とは、論理的に正しく、道理にかなった意見や主張を指します。一般的には、感情や偏見に影響されず、客観的かつ合理的な
観点から導き出された意見や結論が正論とされています。
ただし、状況や相手の立場によって、その「正しさ」が変わる事もあります。
つまり、ある場面で正論が通用しても、他の状況では必ずしも受け入れられない事もあるのです。
例えば、理論的に間違っていない意見でも、感情や人間関係に配慮や場の雰囲気に合わない発言が「正論を振りかざす」として批判される事も
あります。
この様に、正論が必ずしも最善策や最も適切な行動とは限らない場合もあるからです。
世の人々はそれぞれに自分自身の正しさや正義と言う物があり、それは1人1人全員がみんな違います。
もちろんこれを読んでくれている読者の皆さんも、それぞれに自分の正しいと思っている事や正義があると思います。
しかし正論=正しさ・正義程、あやふやな物はないと思います。
何故なら正論を相手に言うと言う事は、「自分は(飽くまでも自分にとっての)正しい事を言っている、だから黙って言う通りしろ」
と重圧をかける上に反論する事も許さないと言っている様な物です。そしてその様な人は、「自分は、正しい事を言っている、
だから間違っていない」と言うバイアス(思い込み)にかかっている傾向があります。
正論を言う人は、その人にとっての正しさであり正義でありそして相手に自分の正論を押し付けるかの様に言う事によって、
相手の正しさや正義を否定し傷つける事でもあるのです。
この様な正論ばかりを振りかざす様な、いわゆる正論モンスターの様な人は、自分の信じる正しさや正義に酔っていたいだけの人なのかもしくは、
自分の信じる正しさや正義を他人に認めてもらいたいだけの人何だと思います。
もし相手も正論を言ってきた場合、互いの正しさと正しさ、互いの信じる正義と正義のぶつかり合いになって余計なトラブルを起こす危険性も
あります。
その事で、一番わかりやすい事例は、例えば、宗教戦争等は、分かりやすいと思います。
お互いの信じる神の為に戦争するわけですから、他の国の宗教を邪教と決めつけ自分達の信じる神と正義を大義名分にして一歩も引かずに、
泥沼の戦争になる事は目に見えています。
もし一歩引いて負けでもしまったら自分たちの信じる正しさ神や正義が否定され間違っていた事を認める事になってしまうからです。
そして、太平洋戦争等もある意味宗教戦争の様な物だったかも知れません。
日本は神に守られた神国で昭和天皇こそ神だから、いずれ昭和天皇が神風を飛ばして、アメリカ兵を根こそぎ吹き飛ばしてくれる、
だから戦争に勝てると妄信していたわけですから、
でも冷静に考えればたまたま偶然によって突風が吹いてアメリカの戦闘機を吹き飛ばしたのは本当にただ運が良かっただけにすぎません。
そんな奇跡が何度も起こるはずがありません。
昭和天皇と言えただの人何ですから、そんな昭和天皇に突風を起こす能力なんてありませんよ。
でも最後には、アメリカは強引に戦争を終わらす為に原爆を広島と長崎に落とし大勢の人が亡くなり、更に周りに放射能をまき散らして
戦後70年になるであろう、今でも原爆症で苦しんでいる人もいます。
その結果無条件降伏を余儀なくされ日本はアメリカに惨敗し決定的な敗北をしました。
(中学校時代の図書室に置いてあった漫画のはだしのゲンを参照しました。後にアニメ化)
その時の日本人の信じていた物が一瞬で壊れてしまいそれは同時に当時の日本人の
アイデンティティの崩壊だったのかも知れません。
勝てると妄信し信じていた日本が負けたのですから、その絶望感と喪失感は、計り知れない程の物だったと思います。
他にも2001年に起こったアメリカ同時多発テロ等の旅客機をハイジャックし乗っ取った自爆テロ等自分の信じる神や正義・正しさを守る為なら
自分の死すら顧みないと言うのが宗教戦争の一番恐ろしく最も怖い事何です。
そして、後にも先にも人の命を弾にする特攻作戦を本当に実行した国は世界中でも日本だけ何ですよ。
この事で言いたい事は、正論を含め、互いの信じる正しさと正義の為なら人間は簡単に自分の死すら厭わないほどになり、
最悪戦争になってしまうと言う事何です。
少々本題から、それてしまいましたので本題に戻します。
もし相手が正論ばかり振りかざす様な人だった場合この様に反応を返した方が無難です。
・「へ~そう言う考え方もあるのですね、勉強になりました。」
・「成程、面白い考え方ですね参考にさせて頂きます。」
・「あなたの考えは、理解致しました、とても為になりました。」
これらの言い回しは相手の正論を否定する様な言い回しでは無く、相手の正論をきちんと受け止め尊重する事で、うまく交わす事ができます
否定するでもなく肯定するでもなく相手の考えを尊重した
アサーション(アサーティブ・コミュニケーション)な言い回しになります。
もしありとあらゆる世の中の様々な問題が正論で全てが解決でき片づけられる様ならとっくの昔に解決していますし又は、
解決する為の行動を人は起こしていますよ。
今のこの世の中は余りにも複雑な社会構造になっていて、正論を振りかざすだけでは、解決出来ない様な問題が沢山あると言う事も
知って欲しいと思います。
今回のコラムは以上となります。
今回のテーマ:人にアドバイスや助言を言うよりも相手にコーチングをして上げた方が適切と言う事と正論を言う事の危険性に付いて
お伝えさせて頂きました。
そしてこのコラムを読んでくれた読者の皆様に感謝します。
ありがとうございました。