コラム
今回で通算17回目のコラムを執筆させて頂きます。よっちゃんです。
今回もどうか多くの人に読んでいただけると幸いです。
今回のテーマ:「弱みは強みに変えられる、逆も又然りと言う事と怒りと嫉妬・恨みと言う感情をプラスの方向で
使う為にはどうするべきか。
それと最後に煩悩とは何か?」と言う事に付いてお伝えさせて頂きたいと思います。
人間それぞれ、長所もあれば短所もあります。この世界の全てにおいて完璧な人等何処にもいません。
特に自己肯定感の低い人は何をやっても上手く行かない自分は駄目な人間だと思い込んでいる人は、意外に多いと思います。
例えばミスをしてしまった事に対して職場の上司や先輩社員から叱責を受けた等です。
毎回毎回ミスしているわけでもないのに、それでもこんな事を毎回やられては、どんどん自分の自己肯定感が削られて行き
やがて本当に自信が持てない人になってしまうだけです。
これを執筆している自分も駄目な所が一杯ありますが、それでも自分を尊重して生きています。
そんな自己肯定感の低い人に少しでも自信を付けさせて上げたく今回はある心理テクニックをお伝えさせて頂きます。
その心理テクニックとは、「リフレーミング」と言います「リフレーミング」は実践心理学でもあるNLPやアドラー
心理学をかじった人は、聞いた事があるかも知れませんね。
「リフレーミング」のもともとの意味は額縁などのフレームの
枠組みを変えると言う意味になりますが。心理においての「リフレーミング」では物事や出来事の捉え方変えると言う意味
になります。自分の弱みを強みに変える事はこの「リフレーミング」は相手にも自分にも使う事が出来ます。
例えば物凄く頭でっかちで、頑固な人を良い方に捉えるとどの様な解釈ができますか?
頑固な人は融通が利かず思った事や考えを曲げないと言った面もありますが、
それを強みに変えると考えがぶれない所や自分の人生の軸を持ちしっかりした考えや信念を持っていると言う面もあります。
又一旦目標ができればその目標を達成するまで最後まであきらめずにやり抜くと言うメンタルの強さがあると言う一面も
あります。
今度は、もの凄く臆病な人を良い方で解釈したらどうでしょうか?
臆病な人は、いつも何かに怯えていておどおどしている様にも見えますが
そういう人はいち早く危険を察知出来たりする危機管理察知能力が高い場合もあると言う事では無いでしょうか。
せっかちな人は何か行動するにも思い付きで場当たり的に行動してしまう事もあるし何より待つ事を嫌ったり我慢する事を
非常に嫌います。ある意味我儘な人ともいえます。でもそんな人でも良い方に解釈すれば行動が早い事もあるし面倒な物事や仕事は先に
やってしまうと言う面も持っています。
せっかちな人は他にも合理的な考えを持ち、極力無駄な行動や無断な仕事や無駄な作業を極力省き出来る限り最短・最速で
終わらせると言う一面も持っています。これもその人の強みですよね。
それでは繊細な人はどうでしょうか?やはりこれも良い方に解釈すると、物事や仕事を慎重に進められると言う一面もあれば、
仕事においてもミスの無い様に何度も確認しながら仕事を進めると言う面もあります。その分仕事は遅い傾向がありますが、
それを補って余りある確実な仕事をしてくれるでしょう。更に報連相もこまめにして進捗状況も報告する事も出来ます。
人はどんな人でも些細な強みを持っていると言う事がこの事例を見てお判り頂けたかと思います。
自分の弱みだと思い込んでいた事が、実は強みだったと言う事に気づいていない人が圧倒的にいます。
人の強み、それは紛れもなくその人だけが持っている才能です。
この世の中に何の才能も無い人はいません。例えそれがどんなに地味な才能であっても才能は才能です。
ただ余りに地味すぎる才能であるが故に、自分で自分の才能は何かと言う事が自分でも、
分かって無いだけなのです。
その様な時は自分の弱みと思える部分を良い方向に解釈し「リフレーミング」によってひっくり返して弱みを強みに
変えて下さい。そしてそれがあなたの才能です。
これを読んでいる読者も必ず何かしらの強みがあり弱みと言うのは、強みにひっくり返す事は可能なのです。
では、次に怒りと嫉妬・恨みと言う感情をプラスの方向で使う為の唯一の方法とは、どの様な物があるでしょうか?
その様なマイナスの感情をプラスの方向に使うにはどうするべきか?
先ず、先に結論からお伝えしようと思います。
誰かに対して何かに対して、怒りや嫉妬の心が芽生えた時その感情をプラスの方向に
向ける為にはその方法とは、怒りや嫉妬のマイナスのエネルギーを向上心と言うプラスのエネルギーに変えていく事
これ以外に方法は無いと思っています。
例えば、ある会社に同期入社した二人の男性社員がいたとしましょうか?
そして、一方が昇進したとします。
この時急に沸々と嫉妬や怒りの感情が湧いて来る事は無いでしょうか。でもだからと言って相手に嫌味な言葉を吐いたり
する事は良くありません。
それよりも自分も一刻も早く相手以上に昇進してやると言う悔しさをエネルギーに変えて仕事の実績を作り相手以上に
会社から認められる人になる事に力を注ぐ方が余程会社にとっても自分にとってもメリットがあると思いませんか?
ここで少し小難しい話をしようと思います。
この事業所のコラムでは少し合わないかも知れないと少し書く事を躊躇いましたがこれは如何してもお伝えしたいと言う
欲求が抑えられず取りあえず書くだけ書いて反応を見ようと思いました。日本の古典で「歎異抄」と言う古典を
聞いた事はありませんか?
歎異抄(たんにしょうと読む)現代の言葉に訳せば「異なる物を嘆く」と言う意味で当時の仏教の高僧であった
親鸞聖人(しんらんしょうにんと読む)の弟子であった唯円(ゆいねんと読む)が当時は本と言う物が余り普及して
いなかった為に巻物の一番最初に歎異抄と記し親鸞聖人様のお言葉の数々を唯円の頭の中に記憶してる数々の言葉を
巻物に書き写した物が歎異抄の誕生のきっかけとなったと言われています。
今では現代の言葉で分かりやすく平坦な現代の言葉で翻訳された文字で読める様になり、新しくハードカバーもリニューアル
されそれぞれ「歎異抄をひらく」「歎異抄って何だろう」が二冊同時に出版されそのうち「歎異抄をひらく」はコミックス化も
されコミックスを原案にして2019年にはアニメ映画化もされました。
「アニメ映画、歎異抄をひらく」は現在、アマゾンプライムで配信しているので「アニメ映画、歎異抄をひらく」は
歎異抄の内容を分かりやすく知る為の最適な入門コンテンツになっているので興味が湧きましたら是非一度アマゾンンプライムで
ご覧になっては如何でしょうか?
それと、歎異抄は、竜馬がゆく(後にコミックス化もしております)と言う長編小説を書いた事で著名人になった
歴史小説家である。司馬遼太郎氏は、「もし無人島に一冊だけ本を持っていけるのなら迷わず歎異抄を選ぶ」
と言わしめた程の古典であります。
又、ドイツの哲学者マルティン・ハイデッガー(ハイデガーとも言う)は、何よりも先に日本語をマスターして
日本に行き親鸞聖人の話を直接この耳で聞きたかったと言う逸話も残っています。
日本の三大古典として主に「徒然草」「方丈記」の三大古典の中に「歎異抄」も含まれているほどです。
歎異抄は古典でありながら仏教の書物であり、同時に哲学書としても有名な書物です。
歎異抄の詳しい内容を書くと相当の長文になってしまう為ここでは歎異抄に書かれている極一部を抜粋して煩悩に
フォーカスしてお伝えさせて頂きます。
煩悩とは何か?
煩悩とはその人が持っている人間を煩わせ惑わせる心理作用の事を煩悩と言い、
これは、生まれてから寿命が来る迄増える事もなければ減る事も無くかと言って消す事も無くす事も出来ない人が
生まれながらに患っている難病の様な物だと歎異抄では書かれております。
全ての人間は、」108つの煩悩があるとされその中でも最も強烈かつ強力な、三毒の煩悩と言われる物がありそれは
欲・怒り・愚痴(これは恨み・妬み・嫉みの事)の事でございます。
そして三毒の煩悩の中でも『最も強烈な「欲」』は、更に「五欲」と言われその「五欲」とは、
食欲・色欲(性欲の事)・睡眠欲・財欲(金銭欲や物欲の事)・名誉欲(出世欲・権力欲・地位を欲する欲の事)
であります。これが「五欲」と言われています。
その五欲のうち人間だけが持っている欲が財欲(金銭欲や物欲の事)・名誉欲(出世欲・権力欲・地位を欲する欲の事)
になります。
よく大みそかの日にお寺の神社の除夜の鐘を108回鳴らすと言う行事がありますがこれは人間の煩悩を振り払う為の儀式で
ありますが、先ほども書きましたが煩悩は、決して増える事も減る事も無くす事も出来ない物であります。
2500年前に実在したあの釈迦でさえあらゆる難行・苦行・荒行しても、煩悩を振り払う事も悟る事も出来なかったと
言われています。
当時の釈迦は、何日もの間断食をしたり、水も凍る程の獄寒の雪山で何日も滝に打たれたり体に水もかけずに燃え盛る
炎の中に飛び込み散々自身の身体を痛めつけ苛む行いをしましたが、ある時ふと気づいてしまい一言「無駄である」
と呟いてしまったそうです。
では何故、人間には煩悩が備わっているのか?
それは人が生きて行く為に必要だからこそ煩悩と言う物が備わっているのです
煩悩それ自体は決してそれ程悪い物では無く人が生きて行く為の活力と原動力を与えてくれる物だからです。
上記にも書きましたが三毒の煩悩と言われる、欲・怒り・愚痴(これは恨み・妬み・嫉みの事)等も例外ではなく
怒りや愚痴(これは恨み・妬み・嫉みの事)も生きる為の原動力を与えてくれる物であり、だからこそ煩悩は全ての
人間に備わっていると思います。
怒りや嫉妬・妬み・等のマイナスの感情も「いつか絶対にあの人を見返してやる」「必ずあの人を超えて見せる」
「文句も言わせない程仕事の出来る人間になってやる」「絶対にあの人の様な人になって見せる」そういった負の感情を
向上心と言うプラスのエネルギーに変える事で怒りや妬みや嫉み等のマイナスの感情ですら生きる原動力に変えて
向上心と言うプラスのエネルギーに変えて目標に向かって行動する事が出来前向きに生きて行く事が出来るのです。
むしろ無理に煩悩を振り払おうとするのではなく煩悩と一緒に共生して共に生きて行くと解釈を変えた方が余程気楽に
人生を生きて行く事が出来ます。
このコラムを読んでくれている読者の中には色々な事で何度も失敗体験や沢山の挫折を味わった人も多いと思います。
人はだれでも失敗もすれば挫折経験をしてきた人もいると思います。
このコラムを執筆している自分でさえ数々の失敗や数えきれない位の多くの挫折経験をしてきました。
でももうこのコラムを読んでくれたあなたは弱みを強みに変える方法を知ってしまいました。
その方法「リフレーミング」を使えば弱みをひっくり返し自分だけの強みがある事に気づけるはずです。
そして自分だけの新たな才能が開花するかも知れません。
現在引き籠りやニートになっている人も様々な挫折や失敗体験をしてきた事だと思います。
でもそんなあなただからこそ自分にしか出来ない事があるのではないのでしょうか?
例えば、引き籠った経験を生かして引き籠り専門カウンセラーになるのも良いかも知れません。
引き籠りを、経験したからこそ同じ引き籠りの気持ちが痛いほどよくわかっている引き籠りの気持ちに寄り添える事が可能な
あなただからこそ出来る仕事であり経験を生かせる職業なのでは無いでしょうか?
SNS等を使って集客し実際の応対は電話相談でも良いしメールやlineで相談すると言うのも一つの方法です。
どんな凡人だろうと「才能はあり、例え地味な才能」であろうとその才能はあなたに与えられたギフトであります。
このコラムを読んでくれた読者も自分の才能を発揮してくれる事を願っています。
今回は、弱みは、強みに変えられる、逆も又然りと言う事と怒りと嫉妬・恨みと言う感情をプラスの方向で使う為には
どうするべきか。それと最後に煩悩とは何か?と言う事に付いてお伝えさせて頂きました。
最後に少々小難しいコラムになってしまいましたが、
如何しても読者の皆様にこのコラムの内容をお伝えしたく書かせて頂きました。
本日のコラムは以上となります。
このコラムを読んでくれた読者に感謝します。
ありがとうございました。