コラム
今回で通算6回目のコラムを執筆させて頂きます。よっちゃんです。
今回もどうか多くの人に読んでいただけると幸いです。
前回のテーマは最初のコラムから5回目迄全て行動と言うテーマに特化したテーマだったのですが
今回は又新たな視点でテーマを考えて書いて行きたいと思います。如何かこれからもよろしくお願いします。
さて今回新たなテーマの内容は、人間関係の悩みを全般に暫く続けて書こうと思っておりますのでよろしくお願いします。
今回のテーマ:人間は人間を変えられず思い通りにする事も動かす事も出来ないそれは多かれ少なかれ人に対して、
期待してしまう習性がある。と言う事についてお話しお伝えして行こうと思います。世の中には人間関係で悩んでいる人が、沢山いると思います、
それこそ親子関係や兄妹関係や学校の人間関係・友人関係・夫婦関係や恋人関係もあれば
嫁・姑の関係等他にも職場の上司・部下・同僚の人間関係等至る所に様々な人間関係で悩んで良く精神科や
心療内科・メンタルクリニック等に男女を問わず多数の人達が受診する事も増えてきております、その中でも一番厄介なのは、親子・兄妹・姉妹の人間関係です。
親子関係や兄妹・姉妹の関係は例え不仲であっても血や遺伝子が親と同じ物を受け継いでいるだけあって早々に縁を切ると言う事が出来ず更に言えば、
子供の性格や人格は、8割9割は、ご両親の遺伝で決まってしまう様です。例えばご両親のが頑固なら子供の方も8割9割は子供も頑固な因子をもって生まれてきている様です。
そういう訳なので心のどこかで「相手が変わってくれさえすれば」とか、「相手が変わってくれれば自分も助かるのに」とか、
その様な何処かで他人に対して期待している部分が心の中に少しでもあるのではないのでしょうか。例え自分の血を引いた実の子供であっても、
親であったとしても情を持って諭そうとしても理屈で論理的に話そうとしても愛情をもって優しく説得しても子供も生まれながらの性格と人格持っているので変えるのは、
不可能なのです。それを親御さんの方が勝手に子供に期待して如何にかして変えようとするから、あらゆる人間関係の悩みの根本が解消出来無いのでは」と思います?
それを「相手(子供)が変われば自分の悩みが消える」と言う思い込み(バイアス)が生じるから怒りが湧き「なんで思い通りに動いてくれないのよ」と
特に実の幼児の子供や生まれたばかりの赤ん坊を虐待したり心無い暴言を吐いたり精神的な虐待をしております。
思うに、子供に対して期待してしまうのは子供に対する理想の願望と子供への欲・具体的には
この様な人間に育って欲しい・成績優秀になって欲しい・[M1] 名門高校に入って欲しい東大等の名門大学に入って欲しい
・誰もが知っている様な有名な大企業に就職してもらいたいと言う様な期待値が強すぎるせいなのかも知れません。
人は、他人や実の子供も含めて徹底して己の為にのみ動く物それが人と言う生物です。「だったら赤の他人であっても
実の子供であっても変える事が出来ないと言うのならば、人間に絶望しながら生き続けて行くしかないのか!」と誰もがそう思います。
そもそも期待と言うのは自分以外の誰かが自分の望んでいる事や願望や自分の望む結果をほかの人が達成してくれる事を待ち構えている状態が期待と言う状況です。
善意で何かをしてもらったり助けてもらったりしたら素直にお礼を言い「ありがとうございます」の一言でも良いと思います。
何かをやってもらったらラッキーだと思った方が未だ自分の心も安定します。それを全く赤の他人に勝手に期待してしまう事程、馬鹿な事は無いと思います。
それでも何かに期待してしまうのが人間の習性です。
だったら全ての人間関係から期待すると言う事を捨て去ってしまうのが一番最も手っ取り早い解決方法になります。
そして相手を変えようと思うのでは無く自分自身が変わるか、又は、最初から
それ程、相手を変える必要のない人とだけ人間関係を構築して行く方が最も早い解決方法であります。
その様な出会いがあるかどうかは分かりませんが、少なくともあなたと限りなく近い価値観や考えを持った人であれば
相当人間関係のストレスも緩和され人生を楽に生きる事が出来ます。どこかで同じ趣味や考えを持ったサークルやコミュニティティ等に入るのも一つの手です。
良く他人から嫌な事を言われ酷い言葉を投げつけられた時、大抵の人は不快な気分になり怒りから一言言い返したくなるかも知れませんが、
そもそも相手に期待すると言う事がなくなれば「まあこう言う人もいるよね!」という風に心の中で冷静に考えて
怒りが湧く事も無くなりさらりと受け流す事も可能になってくると思います。
良く職場の上が部下に対して「君には期待しているよ」という様な言葉かける事がありますが
相手の期待に応えるって実は相当に難しい事なのかも知れません。たまに全く怒らない人も時々見かけますし、
周りの人達から聞いてもあの人が怒った顔なんて一度も見た事が無いと言う人もいます。
その様な人は、始めから相手に対して一切期待してないから怒らないだけです。
相手の期待に応えると言う事はある意味相手に対してある程度の忖度や気遣いが出来なければ相当に難しい事だと思います。
そして一致数、忖度や気遣いの苦手な人等特に、男性に多い傾向があります。逆に女性の場合は共感力や気遣いに長けている為、
男性よりも発達しているので、相手の期待に応えられる女性も多いと思いますが、男性の場合は忖度や気遣いの苦手な人も一定数いる事も事実なのです。
相手に期待するという事を捨て去らないかぎり相手や他人・例え実の子供に対しても相手に期待するという呪縛に
ずっと取りつかれ続けていたらお互い余計苦しくなり続けるだけです。そして、万が一相手に期待してそれが裏切られたら失望感と怒りしか湧かない物です。
他人や実の子供であってもみんな独自の価値観と性格・人格・思考・思想を持った一人の人間としてお互いの価値観と考えを尊重して欲しいと思います。
人はみんな違って良いです。生まれた環境も性格も思想も違って良いです。
それが当たり前でありそれが人間関係と言う物です。
そしてお互いがお互いを期待しあう様な、こんなだれもが不幸せになる様な不毛なゲームからは、もう降りて止めにしませんか?
本日のコラムは以上になります。
このコラムを読んでくれた読者に感謝します
著:よっちゃん
イラスト作:よっちゃん